藤原弁護士がチェックした手形一覧③

●藤原弁護士のチェックした書類の一部

①この割引手形一覧表は金庫職員の前田が作成したものだ。私は48年3月12日から4月12日の間、胆石症で東成区の公道会病院に入院したがその間に金伊三雄名義で依頼返却されたものがある。しかし、これは入院中の私にはまったく身に覚えのないものであり、これが当たり前のように記入されているこの一覧表そのものが虚偽であることを物語っている。私にはこの一覧表に書いてある全てが身に覚えのないものである。

これについて藤原弁護士は、「割引日3月7日と3月22日の金伊三雄の件と5月25日大山哲平、6月4日水原正子の件は証8の42項と46項に説明してある。更に大山と水原の手形は金庫で紛失しているので金庫は除権判決をとる義務があるにも拘らず放置して被害を被らせている。」と私に説明していた。

②これは手形貸付一覧表であるが、筆跡は村上博志のもので金庫の提出した書類を書き写したものと思われる。私は後に、身に覚えのないこれらの書類について金庫に質したが、元になる書類については明答しなかった。私の入院中に杉山常好と金庫職員が結託した事実を、私のまったく知らないところで金庫の不正を知った村上はこれを元に金庫を脅していて藤原弁護士も「村上は金庫から金を貰って書いている」と私に説明していた。

この1件に関しても藤原弁護士は詳細に目を通し、金庫や杉山、村上の不法行為を認識していたにも拘らず、杉山や村上の証人尋問を徹底せず、金庫有利の判決に導いた。裁判の判決日が5度ほど延期されたが、その間に永和との裏取引があったとしか言いようがない。